渋谷で服を買った話
どーもムラタです。
最近、ファッションには春服と秋服という概念がある事を知りました。
その日の気温で着る服を選んでいたので季節で服を変えるという発想は目から鱗です。
何年か前の話です。
大学生になってバイト代も入ったので、服を買いに行こうと渋谷に繰り出しました。
これまで僕はユニクロでしか買ったことなかったのでこれは大きな進歩です。アームストロング船長もそう言っています。
ちょっとお洒落な隠れ家的な服屋に入ろう、そう考えて渋谷に足を踏み入れました。
素人のくせに変に気取って小さな店に入るな!!
でかい店で有名なブランドの服を無難に選んでおけ!!
と、当時の僕に叫びたいですが、残念ながらブランドを知らないので意味ないでしょう。
そういう訳で入ったのは、センター街の奥にある狭くて細い店。店員はムキムキの黒人1人。
なんで数ある中でここに入ったんですかね、バカなんですかね。
店内は売れないバンドマンが来てそうな服が壁一面に並んでました。
僕は心の奥底でバンドマンに憧れていたので、これだ!と思ってめちゃくちゃテンション上がりました。
ところが、ウキウキして値札を見ると全部5桁を超えてるじゃありませんか。
こりゃ買えない。そう思って出口に向かうと、僕の2倍の体格の黒人がガードします。
店内に客は僕1人。ここでようやく全てを察しました。
そして、買えそうな値段で1番カッコイイと思ったズボンを買って帰りました。
ひざの所にチャックが2つついているズボンです。
多分僕に会ったことある人は見たことあると思います。
今のところあれを履いていくとほぼ全ての人にバカにされます。
でもいいんです。
あのズボンには挑戦したという僕の思い出が詰まっているのですから。
二度とあの店には行かないけど。
今週のお題「自慢の一着」