傘は輪廻転生する
どーもムラタです。
「傘は輪廻転生する」というのはバイト先の人の言葉です。
ある日のバイト終わり、外を見ると雨が降っていました。
夕方までは晴れていたのですが、夜になって降り出したようです。
そんな訳で誰も傘を持っていません。
さあ困った。
すると、その人は店に置いてあった傘(営業中に使うやつ)を当たり前のように取っていきました。
それ持って行っていいんですか!?と聞くと、その人はこう答えました。
傘というのは廻っているんだ。
俺もよく傘を盗まれる。だけど俺は怒らない。
それが運命なんだよ。
傘は輪廻転生するの。
メチャクチャな理論です。
盗られたら迷惑だし、廻るもなにも誰かの所有物です。
ただどこか納得してしまいました。
確かに傘は不思議なもので、よく電車に置いてしまうし気が付いたら無くなっています。
あれは輪廻転生の輪に入ってしまったのでしょうか。
傘は誰かの物ではない、世界の物なのです。
きっと僕の知らない前世があり、僕のもとで現世を生き、無くなった傘は恐らく今ごろ来世を生きているはず。
うーん深い。
こう考えると傘を盗まれても特に何も思いませんね。
この話をドヤ顔で別の人に話したら、「普通に犯罪でしょ」と言われました。
今週のお題「傘」